認知行動療法センター

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不安とうつに対する統一プロトコルによる集団認知行動療法

不安とうつに対する統一プロトコルによる集団認知行動療法

認知行動療法センターでは、統一プロトコル(Unified Protocol; UP)による集団認知行動療法(以下、集団UP)の臨床研究を実施しております。ここでは、集団UPについて簡単にご紹介します。

 

集団UPはどんな治療なのでしょうか?

集団UPでは、感情体験を「気持ち/身体反応」「思考」「行動」の3つの要素に分けて捉えて、それぞれの要素から不安やうつといったつらい感情と向き合うスキルを学び、それらのスキルを総動員して強い感情に向き合っていきます。詳細な治療の内容については、不安とうつへの認知行動療法の統一プロトコルもご参照下さい。

集団UPはどのような方が対象なのでしょうか?

集団UPの対象疾患は、感情にまつわる困難が顕著な感情障害(Emotional disorders)全般です。詳しくは、こちらをご参照下さい。集団UPは、感情障害に含まれる様々な疾患の方で構成される集団を対象として実施されます。1つのグループの参加人数は4人から10人です。

 

治療の枠組み

1回90分のグループセッションを、合計12回毎週実施します。毎回のセッションで取り組む内容は予め決まっています。各セッションのテーマと内容は表のとおりです。

集団UPにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

UPを集団で行うことによるメリットとしては、下記のような点が挙げられます。

  •  他のメンバーとの関係がソーシャルサポートになる。
  • 他のメンバーからフィードバックを通して、参加者が自身の疾患の症状(認知・回避行動等)を客観視することができる。
  • 集団場面を用いた曝露課題を設定しやすい(例:人前でのスピーチ課題)。
  • 他のメンバーの取り組みを観察することにより、動機付けが高まったり、治療原理の学習が促進されたりする。

参考文献

Bullis, J. R., Sauer-Zavala, S., Bentley, K. H., Thompson-Hollands, J., Carl, J. R., Barlow, D. H. (2014). The unified protocol for transdiagnostic treatment of emotional disorders: preliminary exploration of effectiveness for group delivery. Behavior modification, 39(2), 295-321.

de Ornelas Maia AC, Nardi AE, Cardoso A. (2014). The utilization of unified protocols in behavioral cognitive therapy in transdiagnostic group subjects: A clinical trial. Journal of affective disorders. 172c, 179-83.

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