認知行動療法センター

research

強迫性障害に対する認知行動療法と家族介入プログラム

FERP:  Family based ERP Program

認知行動療法センターでは、強迫性障害に対する認知行動療法と家族介入を併用したプログラムの臨床研究を進めています。

はじめに

強迫性障害は、その家族の半数以上が強迫的な儀式や行為に巻き込まれていると言われています。手洗いが止まらない本人に対して、手は完璧に洗えたと保証したり、施錠確認が止まらない本人に代わって施錠したりするなど、家族は徐々にその症状に巻き込まれていきます。家族が巻き込まれるほど強迫症状は重症化し、家族のQOLも低下して家族機能も障害されると言われており、強迫性障害に対する認知行動療法に家族介入プログラムを併用することで、強迫性障害の包括的な支援につながると期待されています。

研究の目的

本研究は、一定のトレーニングを受けた医師や臨床心理士が、強迫性障害と診断された方に対して曝露反応妨害法を中心とする認知行動療法を、そのご家族に対しては家族介入プログラムを計16週間実施し、その治療効果について調査することを目的としています。
 

プログラムの対象者

本研究は、一定のトレーニングを受けた医師や臨床心理士が、強迫性障害と診断された方に対して曝露反応妨害法を中心とする認知行動療法を、そのご家族に対しては家族介入プログラムを計16週間実施し、その治療効果について調査することを目的としています。
 

この研究に参加頂ける方

◆軽症以上(YBOCS≧)の強迫性障害と診断された方

  • 年齢が20歳以上65歳以下の方
  • プログラム実施期間中は、症状悪化がない限り、現在の薬物療法を継続することに同意頂ける方
  • 本研究の目的、内容を理解し、研究参加に同意頂ける方

 

◆強迫性障害と診断された方のご家族

  • 毎日少なくとも1時間はご本人と一緒に過ごす家族のうち、ご本人が強迫症状に最も関わっている家族と特定した方
  • 家族プログラム全8回に参加できる方
  • 本研究の目的、内容を理解し、研究参加に同意頂ける方

プログラムの内容

◆FERPプログラム

毎週1回、全16回のプログラムです。このうち8回は曝露反応妨害法を中心とする認知行動療法とあわせて家族プログラムを実施します。家族プログラムには、強迫性障害と診断されたご本人もご家族と一緒に参加頂きます。認知行動療法は1回50分で、家族プログラムを実施する回は1回80分かかります。

 

◆曝露反応妨害法

あえて不安感や不快感を抱く状況にとどまり、強迫行為をしなくても不安が自然に治まることや、強迫行為をしないと起こるだろうと思っていたことが実際には起きないことを経験する治療法です。

 

◆家族プログラム

強迫症状への家族の巻込まれについて振り返ったり、その対応について話し合ったりするほか、コミュニケーションスキルを学び、強迫性障害を克服するための家族の取り決めなどを一緒に考えていきます。

 

費用負担について

本研究は、プログラム実施前のMRI撮像にかかる費用以外、あらたな費用はかかりません。通常診療で実施されるお薬や診察、検査の費用は、これまで通り保険診療の範囲でご負担頂きます。

研究の流れ

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