主な研究

情報通信技術を使った効果的なカウンセリングを提供するための研究
2023-01-06 研修指導部

情報通信技術を使った効果的な心理療法を提供するための研究

研究について

研究の目的
睡眠障害の方に対する遠隔での心理療法を提供するためにはどのような課題があるのか、心理療法を受ける方や提供する方がどのように感じているのかを明らかにすることを目的としています。
どんなことをするのか
テレビ電話など情報通信機器を使った遠隔でのカウンセリングに対してどのように感じるかを評価するアンケートを作成しています。また、実際に情報通信機器でのカウンセリングを受けられた方や医療従事者に対してインタビュー調査を行い、情報通信技術を使った遠隔でのカウンセリングを多くの方に使ってもらえるような仕組みについて調べています。

研究実施体制


研究代表機関
国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター研修指導部
筆頭研究者:大井 瞳(研修指導部・特命室長)
共同研究機関
岐阜メイツ睡眠クリニック
研究についての思い
COVID-19によって、情報通信機器を使った心理療法の需要が高まってきています。遠隔で心理療法を行うことにより、これまで近くに相談機関がなかった方や精神的なお困りごと、身体的な障がいによって外出が難しい方にも支援を届けることができます。一方で、高齢の方など情報通信機器を使うことに慣れていない方もいらっしゃいます。情報通信機器を使った心理療法は多くの方に届けられるというメリットをもつ一方で、一部の方が取り残されてしまうおそれがあります。より多くの支援を必要とする方に心理療法を届けたるための基盤を作りたいと考えています。
研究に紐づく主な財源

日本学術振興会科学研究費「ICTを用いた効果的な心理療法提供の社会実装に向けた研究(研究代表者:大井瞳、研究課題番号: 20K22280)」

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