不安を感じると、落ち着かなくなることがありますよね。まず大事なことは、不安は、「何か未知なものやコントロールできないもの」に向き合っているぞ、ということを知らせてくれるアラームです。不安になると体がぐっと緊張することがあると思いますが、それは未知なものに対処しなければ、と体が自然と反応しているのです。不安になっていることで、さらに不安になってしまうことがありますが、不安自体は悪いものではない、と思ってまずは一呼吸置いて、リラックスしてみることも重要です。
それでも、不安で苦しくなってしまう方もいると思います。その場合は、まずは「考えれば解決できそう」な不安と、「考えても解決することはできない」不安に分けることが大切です。また、それを検討する上で、できれば紙に書き出してみたり、他の人に話してみると良いでしょう。頭の中だけに不安を抱えていると、どんどん不安が大きくなってしまうことがあります。
もしどうしても難しくて、不安で辛い状況が続いていらっしゃるなら、不安障害の診断がつく可能性もあります。その場合は、精神科や心療内科で相談してみましょう。