看護師の離職率の高さは長年指摘されています。日本看護協会によると理由は様々ですが、健康や職場環境、人間関係が多くあげられているようです。米国のある論文では看護師のうつ病有病率は18%という結果が示されていました。国内でも看護師の抑うつ症状の高さを指摘している論文があります。看護という素晴らしい仕事をしているのにも関わらず、自分自身をケアする方法、しいては自分自身の健康を客観的にモニターすることが苦手だったり、無視しがちなのかもしれません。にも関わらず多くの看護師さんや助産師さんは毎日看護業務をされています。上手く気分転換やリフレッシュができればよいですが、悪循環にはまってしまって気がついたら疲弊していたということはないでしょうか。
(文:牧野みゆき)