周産期のメンタルヘルス

気になる妊娠とくすりの関係

予想外の時期に妊娠するお母さんは、全体の約4割と言われています。妊娠がわかったとき、薬を飲んでいた！と慌ててしまうお母さんも多いかもしれません。しかし、薬がどのようにお腹の中の赤ちゃんの発育に影響をおよぼすか、明らかにすることはとても難しく、実際のところほとんど分かっていません。また、日本においては、薬の説明文書を読んでも、画一的な説明が多く、分かりづらいことが多いです。

現在、国の事業で、「妊娠と薬情報センター」が作られ、妊娠中の薬に関して、電話や、全国46病院で開設されている「妊娠と薬外来」などで相談することができるようになっています。（https://www.ncchd.go.jp/kusuri/popwindow.html）。心配なとき、まずはこうした相談先に連絡するのも良いかもしれません。

（文：久保田智香）