「産後うつ病」という言葉はよく耳にすることがありますが、実は、妊娠中もうつ病になりやすい時期だということが、最近の研究では明らかになり始めています。
およそ5人から10人に1人が、妊娠中から産後のある段階で「うつ病」といえる状態になっていると考えられています。
妊娠中にうつ病になるとお母さん自身も苦しいうえに、お腹の中にいる赤ちゃんの発育にも影響があらわれることがあるといわれています。
うつ病になる前に予防すること、うつ病になった場合には早く治療をすることが大切です。
妊娠中から、気分が落ち込んだり不安を感じたりして、普段は楽しいと感じていたことにも興味を持てなくなってきた時には、まずはひと休みして、信頼できる人や病院のスタッフなどに相談する機会をもうけてみて下さい。
(文:久保田智香)