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パートナーとの対話ヒント

男性の周産期うつについて

女性が周産期にメンタルヘルスの問題が生じやすいことは広く知られるようになりましたが、実は、男性も周産期にうつや不安の症状が生じやすいことが、最近指摘されています。1980年から2015年までの間に医学系雑誌に報告された、父親の周産期のうつに関する研究を、2016年にメタアナリシスという方法を用いてまとめた調査(Emily E. Cameronら, 2016)があります。それによると、周産期に抑うつを感じる父親は8.4%で、特に産後3か月~6か月の間は、13.0%の父親が抑うつを感じることがわかりました。

症状としては、落ち込みや意欲の低下、食欲不振や不眠などに加えて、男性の場合は怒りや苛々が強くなったり、衝動コントロールが難しくなったり、対人関係上の問題が生じることが多いようです。また、男性の方が周囲に相談したり、助けを求めない傾向があり、悪化しやすいとも言われています。特に、パートナーも抑うつを感じている、孤立している、夫婦関係がうまくいっていない、ストレス発散の方法が少ない、以前に抑うつや不安が生活上問題になったことがある場合は、周産期に抑うつが生じるリスクが高いようです。是非、このウェブサイトや他の信頼できる情報源から、うつにならないための知識を入れたり、周囲に相談したりして、早めに対策をしましょう。

言うことを聴いてくれない赤ちゃんとの関わりが、部下Xとの付き合いに影響を与えている絵

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