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暮らしのスキル

心ここにあらずのときは、目の前に集中する

不安なことがあったときに、心ここにあらずのときは、それを「今」考える必要があるのか、考えるのが得策かどうか考えます。

私の場合は、多くの不安は、将来解決しなくてはいけないけれど、今それを考えても無駄(そのときがこないとどうなるかは分らない、それは起きないかもしない)なことや、解決策は思いついているが他にもっといい解決策を思いつくためには膨大な時間がかかるし、自分ではできないかもしれないといったものです。

そんなときは、目の前のことに集中するようにします。DVDや本を見ているのであれば、それを口にだして言いながら集中するようにします。誰かと会話をしているのであれば、それに集中するようにします。

せっかく散歩にでても、旅行にでかけても、なにか目の前の楽しいことでないことに気持ちがいっていたのでは十分に楽しめません。不安なことをいったんおいておいて、目の前のことに集中するようにします。

ただ、不安でどうしようもないときには、不安なことを考えないようにしようと思ってもそれは難しいです。そういうときは、何が不安なのか、どのように解決するといいのか、どのように気持ちを持っていくと不安が和らぐのか考えることが役立ちます。

(文:蟹江絢子)

映画を咀嚼しながら見ているような絵

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