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暮らしのスキル

悲しみのループにはまったら

「悲しみにどっぷりひたる」というのも、自分が選んでそうしている分には悪いことではありません。酸いも甘いも知っている人間の方が、悲しみのない人生よりよっぽど味があります。また、生きていれば、ゆっくりしかはいあがってこれないほど悲しいことが起こることがあります。

しかし、そんなに大した悲しいことも起こっていないのに、選んでもいないのに「どんどん落ち込んでいってしまう」「あたかもループにはまってしまったかのよう」というのであれば、そのループにはまらない手だてがあるかもしれません。

ループの一つは、嫌なことがあると最初は他人を責めますが、それだからといって何か行動するわけでもなく、自分が悪いせいでそうなったと思い、それを親のせいにしたり、社会のせいにしたりといった考えにとりつかれる場合です。「これしかない」「絶対そうだ」と考えると、視野が狭くなりどんどん深みにはまっていきます。

そんなときは、誰かに話をしてみると、自分が物事の一面しかみていなくて、他の考えもあることに気がつくこともあります。

話せる人が目の前にいない場合は、あの人だったらどう考えるかな、この人だったらなんて言ってくれるかなと考えてみるのもいいですし、今ではインターネットなどで悩み検索してみると、すでにそのことで悩んでいる人がいて、その様々な解決法が載せられているでしょう。

そのときに大事なのは「答え」を見つけようとしないこと、あっ自分が気が付かない視点があるんだな、「こうも考えられるし、ああも考えられるんだな」と複数の視点を持つことです。

(文:蟹江絢子)

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