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暮らしのスキル

最悪なことが起きたらどうしようと考え続けている方へ

不安を強く感じる方は、最悪な状況を考え過ぎてしまうことが多いです。最悪な状況を考え過ぎて過度に不安になってしまう方には、2パターンあります。

一つは、最悪な状況が起きたときに、自分は対処できないんじゃないかと思い過ぎてしまうパターンです(もう一つのパターンは別記事参照:最悪なことになる可能性を計算してみましょう)。自分に自信がない方は、このように考えてしまうことが多いです。

例えば、少し極端かもしれませんが、新型コロナウイルスの感染が蔓延して、外に出られない状態が続いたら、自分はおかしくなってしまうかもしれない、と強く感じてしまう方がいたとします。そのように考えて不安が強くなってくると、さらに自分はおかしくなってしまうんだと考え、思い詰めてしまうことが多いです。

しかし、本当にそうでしょうか。この場合は、「今まで似たようなことがあったかどうか、そのときどう対処したか」「似たような話を聞いたことがあるか、そのときその人はどう対処したか」を冷静に考えてみることが役に立ちます。

感染拡大防止にむけて、家で過ごすことが多くなるなどいつもと違う生活を余儀なくされている人も多いでしょう。しかし、あなたは”おかしくなってしまっている”でしょうか。もちろんこれから先続いたときにどうなるかはわかりませんが、少なくとも今現在、数週間もこの生活を続けて、”おかしくなって”はいない、という事実はあります。また、世の中には元々外にあまり出ないで生活している方や、施設の中で長い期間生活している方もいますが、その多くの方はその状況に対処しています。

不安になったときは、冷静に情報を分析して、不安の波に飲み込まれて流されないように意識しましょう。紙に書き出してみて整理してみることも有効です。

(文:中嶋愛一郎)

メモに書いて整理することで気持ちが落ち着くママの絵

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