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暮らしのスキル

色々なことを心配し過ぎてしまうときは、心配を分類する

心配なことが多いとしんどいですよね。心配は、実は大きく2つに分かれます。「役に立つ心配」と、「役に立たない心配」です。

まず、あなたが心配に思っていることをリストアップしてみましょう。心配はだいたい、「もし○○になったらどうしよう」という形を取ります。例えば、もし新型コロナウイルスに感染したらどうしよう、といった形です。

「役に立つ心配」は、”近い将来に解決できる可能性がある具体的な問題”に関する心配です。例えば、「明後日の会議の発表、どのような内容にしたら良いだろうか」という心配がそうです。

「役に立たない心配」は、”実際はほとんどありそうもない、起きるか起こらないかわからないような最悪の事態”に関する心配です。例えば、少し極端ですが、「今後もしスーパーの品物が全て売り切れてしまったらどうしよう」といった心配です。

役に立つ心配は、解決できる可能性があるので、その心配について考えてみましょう。考えるときには、解決方法をできるだけたくさんリストアップしてみて、それぞれの方法のメリットとデメリットを検討し、現実的な解決方法を考えていくことが役に立ちます。

一方で役に立たない心配は、その心配のことを考えても苦しくなる一方なので、基本的にはあまりその心配に向き合わないことが大切です。どうしても考えちゃうよ、という方は、他の記事で紹介する”心配タイム”という方法も有効です。

さて、それでは最初に例に挙げた”もし新型コロナウイルスに感染したらどうしよう”という心配は、どちらの心配でしょうか。分類するのが難しい場合は、まずは役に立つ心配として考えてみましょう。感染しないために何ができるか、できるだけ信頼性のあるソースから情報を集めて、可能な限り対策を講じることができます。一方で十分に対策して、それでもこの不安が浮かんでくる場合はどうでしょうか。その場合は、役に立たない不安に分類して、アプローチを変えた方が良さそうです。
心配が浮かんで来たときに、漠然と頭の中に残しておいてしまうと、頭の中で心配が暴れまわってしまいます。まずは”心配を分類するクセ”を身につけてみましょう。

(文:中嶋愛一郎)

ママが心配事を「役に立つ心配」と、「役に立たない心配」に分けている絵

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