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赤ちゃんへの授乳のコツ

出産直後から赤ちゃんへの授乳がママの大仕事となります。授乳がうまくできずに涙するママはとても多いです。母乳が出ないと落ち込んだり、出すぎると胸が張ったり、悩みも人それぞれです。

ただ、赤ちゃんも精一杯頑張っています。赤ちゃんも産まれてから初めて自分で栄養をとるので、母乳やミルクを飲むのが難しいのです。

1人で悩まず、母乳外来や助産師などに相談して下さい。母乳外来に行く場合は1日の授乳回数、時間をメモしておきましょう。また、「白斑」「しこり」「乳腺炎」「乳房外側、内側」などの言葉を知っておくとコミュニケーションがしやすいです。参考までに一般的な授乳の知識と工夫できることを記載します。

  1. 母乳を増やす工夫
    産後は頻繁な乳房への刺激で母乳が作られるため、しばらくは1日に8回以上の授乳が推奨されています。また、母乳が乳房に長時間たまると作られる量が減るので、赤ちゃんに飲みきってもらうか授乳後に搾乳をすると母乳が増えやすいです。1日あたり20〜30g毎に赤ちゃんの体重が増えていれば授乳の量は問題ないでしょう。
  2. 授乳の工夫
  • 授乳の姿勢(ポジショニング)
    横抱き、フットボール抱き、交差横抱き、縦抱き、添え乳などの方法があります。入院中に、これらの抱き方を助産師に聞けると良いですね。1回の授乳にかかる時間には個人差や月齢による差があります。授乳の姿勢を調整しようとして、体を傾けすぎたり、足をあげたりすると、筋肉痛などの原因になります。
困ること 工夫
授乳クッションでは高さが足りない 授乳クッションの下にタオルをひく、 授乳クッションを2つ重ねる
授乳に使う椅子の高さが高すぎて足が安定しない 板や段ボールなどに足をおく
洋服が邪魔 輪になった紐を用意し、紐を首からかけ、洋服の下を通し、また首にかける
洋服の脱ぎ着が大変 授乳用の服を着る、少し大きめの下着を着る
  • 乳頭のくわえさせ方(ラッチオン)
    赤ちゃんの口を乳首に含ませる際には、赤ちゃんにしっかり吸ってもらうために、赤ちゃんの口が大きく開いているか、ドナルドダックのように唇が外側に開いているか確認することが大切です。慣れてくると、しこりになっている部分に赤ちゃんの下唇をあてるといった抱き方で乳腺炎が予防できることがあります。

工夫には以下のようなものがあります。

  • 「せーの!」と言いながら、赤ちゃんと息を合わせて含ませる
  • 空いている片方の手を使い、赤ちゃんの唇を外側にし、赤ちゃんの口と乳房が密着するような姿勢を意識する
  • 白斑があると痛いが、「10秒我慢すると痛くなくなる」と考える
  1. ミルクの増やし方
    混合栄養やミルクのみの授乳の場合、量の増やし方も試行錯誤です。赤ちゃんが1、2時間でお腹が空いて泣いているようでしたら少しずつ増やしても良いでしょう。

(参照)

ペリネイタルケア編集委員会 『乳房ケア・母乳育児支援の全て』 メディカ出版、2017年

(文:三田村康衣)

授乳クッションを2つ重ねたり工夫しながら授乳しているママ

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