赤ちゃんは驚くほどのスピードで発達します。それに伴い、パパ、ママがやることも変わってきます。正に「育児、休む暇なし」。
母子健康手帳にも載っていますが、簡単に赤ちゃんの発達について記載します。他の赤ちゃんを見ると、自分の赤ちゃんの発達が気になることもあるかもしれませんが、赤ちゃんの発達の仕方や速度は個人差があります。焦らず、心配な時はかかりつけの小児科などで相談しましょう。地域の児童館など、ママが気軽に相談できる場所もあると良いですね。
どのような関わり方をしても赤ちゃんはよく泣きますが、生後1、2ヶ月をピークに1日に泣く時間は短くなり、昼夜のリズムが徐々につきます。夜に眠れない時期は赤ちゃんと同じ時間に日中寝て、睡眠時間を確保して下さい。泣く時に抱き癖がつくと心配する必要はありません。赤ちゃんは抱っこされることにより愛着を作っていきます。
生後2ヶ月からは予防接種が始まりますので、早めにかかりつけ医を決めると良いです。生後半年を超えると熱を出すことも増えるので、かかりつけ医が休みの時の受診先なども事前に考えておくと良いかもしれません。
生後4ヶ月には首が座り、抱っこが楽になります。首が完全に座ったらおんぶも可能です。
離乳食が始まりますが、授乳を続けているうちは食べムラも多いので、食べる量が少なくても落ち込む必要はありません。
生後6ヶ月頃には寝返りができるようになり、動きが活発になります。寝返りをしてソファーやベッドから落ちないよう、なるべく赤ちゃん用の寝具に寝かせ、ベビーベッドを使う際は柵を上げて必ずロックをしましょう。
また、歯が生えてくる時期なので、口の中がむず痒く、また食べる能力を発達させる過程で、目に入るものはなんでも口に入れます。
人見知りをする子もいますが、家族と見慣れない人との違いが分かるようになった証拠です。
ハイハイ、つかまり立ち、そして一人歩きができるようになります。どんどん高い所に手が届くようになるので、家具の配置や小物を置く場所を見直すのも良いかもしれません。
離乳食も1日3回に進みます。食事の時間を一定にして、家族と食事を取るなどして、食べる楽しみやリズムをつけると良いです。椅子の上で立つこともあるので、目を離さずに…。手掴み食べでは食べ物をよく落とすので下にシートを敷くと掃除が楽かもしれません。
参照:
厚生労働省「赤ちゃんが泣き止まない〜泣きへの対処と理解のために〜」
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dv/nakiyamanai.html
厚生労働省「母子健康手帳の様式について 任意様式」
https://www.mhlw.go.jp/content/000622160.pdf
(文:三田村康衣)