KnowellFamily(ノーウェル・ファミリー)
ホームInstagramFacebookTwitter

パートナー・専門職のメンタルケア

限られた時間の中でこころを癒すヒント~医療従事者の方へ

今日も本当にお疲れ様です。
2020年1月16日、日本で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認され、その後持続的に感染者数は増え5か月以上がたちます。本来なら、年度末や年度初めは人の動きが多くあり、新たな気持ちで仕事をしていたはず。誰もこの状況を想像していなかったでしょう。そして、先が見えない状況に医療者のメンタルヘルスの危機が生じていると専門家がSNSなどメディアを通して発信しています。例えば、中国・武漢の看護師・医師800人程を対象にした調査では、半数にうつ症状、次いで不安症、不眠症がみられたことが示されています(Lie et al., 2020)。

一方、医療従事者は、厳しい環境や業務の状況でも、「やるしかない」「私はまだ大丈夫」「苦しいのは患者さんだから」、そう言いながら現場で奮闘している方も多いと思います。それでもきっと、言葉にならない色々な気持ちや感情が、こころの中では揺れ動いていると思います。苦しい感情が溢れ出して止まらなくなってしまう前に、誰かに話したり、自分の感情を優しく見つめてあげたりし、ご自身をケアして下さい。自分のこころのSOSのアラームに気が付いたり、様々な感情を意識することも、こころを癒しコントロールできることにつながるかもしれません(別記事参照:「こころが動く瞬間」に敏感になる怒りの感情に困っている方へ不安で不安で困っている方へ悲しみなんていらないのに、と思っている方へ不安の中でも感じられる小さな幸せを見つけよう)。

(文:牧野みゆき)

防護服とマスク、フェイスシールドをつけて患者さんと接している看護師の絵

カテゴリから記事を読む

トップへ